エクストリームミニマリズムに魅了された私が、最小限の持ち物でどこまで生活を豊かにできるかを探求するために、今回挑戦したプロジェクトについてお話しします。目標は、わずか15アイテムで生活できる最強の持ち物リストを作り出すことです。
この記事では、エクストリームミニマリストたちの持ち物データ、自分自身の持ち物、そして削減のプロセスを基に、最終的に導き出した15アイテムのラインナップをご紹介します。
動画版はこちらです。
エクストリームミニマリズムとは?
エクストリームミニマリズムは、物を極限まで減らし、必要最低限のアイテムで生活を成立させるライフスタイルです。その目的はシンプルさを追求し、持ち物を減らすことで心の自由を得ることにあります。
私が参考にしたエクストリームミニマリストたちは以下のような方々です。(注意:本人自らエクストリームミニマリストと名乗っていない方もいます。持ち物の少なさを基準に私が独断で選んだものであることを記しておきます)
中野善壽さん(10アイテム)
中野さんは自著「ぜんぶ、すてれば」の中で、10個の持ち物で移動していることを記しています。下着や靴下、iPad、鍵、眼鏡、携帯電話、財布、小さな手帳など、生活の基本的な要素だけに絞ったリストが特徴です。
Craigさん(18アイテム)
Craigさんのリストは、デジタルガジェット(ラップトップ、カメラ)や衣類を中心に構成されています。バックパック1つに全てを収め、シンプルながらも効率的な生活を送っています。散歩が好き。
トクノさん(25アイテム)
トクノさんはバッグひとつに全ての持ち物が収まる、とても持ち物が少ない方です。より実用性を重視しており、モバイルバッテリーや電動歯ブラシ、印鑑など、日本での日常生活に最低限必要なアイテムを持ち歩いています。
Andrew Hydeさん(15アイテム)
Hydeさんはわずか15個の持ち物で世界を旅しています。その中にはiPad、Tシャツ、デニムパンツ、サンダルなど、機能性と汎用性を兼ね備えたアイテムが揃っています。
Rob Greenfieldさん(44アイテム)
Greenfieldさんは他のミニマリストと比べると持ち物が多いですが、その理由は環境やサステナビリティを重視した選択にあります。
自分自身の持ち物リスト
次に、自分の現在の持ち物を全てリスト化しました。私の持ち物は合計65アイテムあり、以下のようなカテゴリに分類されます。
衣類(22アイテム)
防寒用ジャケットやアウトドア用のパンツ、速乾性の下着など。
衛生用品(11アイテム)
歯ブラシ、爪切り、耳栓など、基本的な衛生を保つためのアイテム。
電子機器(11アイテム)
カメラ、MacBook Pro、スマートフォン、モバイルバッテリーなど、クリエイティブ活動に必要なガジェット。
登山用品(16アイテム)
テント、寝袋、クッカーなど、アウトドア活動を支える装備。
その他(5アイテム)
財布、ヨガマット、ペン、マグカップなど。
これらの持ち物をすべて精査し、生活に本当に必要なものを見極める作業を行いました。
持ち物を削減するプロセス
削減の基準として、以下の3つを設定しました:
- 生命維持に必要なものか? 最低限の衣食住を満たすものに限定。
- 多機能性があるか? 1つのアイテムで複数の用途をカバーできるかを重視。
- 汎用性があるか? 日常生活から緊急時まで幅広く使えるものを優先。
この基準を基に、エクストリームミニマリストたちのリストと自分の持ち物を照合し、最小限の15アイテムを選定しました。
最終的に選ばれた15アイテム
[衣類:5アイテム]
- ジャケット(防寒・防風用)
- Tシャツ
- パンツ
- 靴(街、山、ラン可能)
- 下着 & 靴下(速乾性)
[衛生用品:3アイテム]
- 歯ブラシ & 歯磨き粉
- 石鹸(全身・衣類用)
- 爪切り
[電子機器:3アイテム]
- スマートフォン(多機能デバイス)
- モバイルバッテリー(充電用)
- イヤホン(音楽・通話用)
[その他:4アイテム]
- 財布(現金・カード収納用)
- ノート
- ペン
- 軽量バックパック(すべてを収納)
このプロセスから得た教訓
- 本当に必要なものは少ない 自分の生活に必要だと思っていた66アイテムの中から、実際に必須だったのはわずか15アイテムでした。
- ミニマリズムは個人の価値観に左右される 必要な持ち物は、生活スタイルや目標によって異なります。今回のリストは極限を目指したものですが、必ずしも全員に適しているわけではありません。
- 物を減らすことで自由が増える 物を持たないことで、決断疲れやストレスが減り、心の余裕が生まれます。(洗濯の手間は増えます)
まとめ
今回のプロジェクトを通じて、エクストリームミニマリズムの本質に触れることができました。たった15アイテムで生活を成り立たせるという挑戦は、自分にとっての「必要」と「不要」を見直すきっかけとなり、大きな気づきを得ることができました。
もしあなたも持ち物を見直したいと思ったら、このリストを参考に、自分にとって本当に必要なものを選んでみてください。それがあなたの生活をより豊かにする第一歩になるかもしれません。
📩 Newsletter
・深い考察やブログでは書けない内容を毎週お届け。
→ 登録する
✏️ note
・写真や映像制作、ミニマリズムに関する記事を執筆。
・メンバーシップ「Tokimaru Circle」で制作の裏側や実践的なヒントを共有。
→ 記事を読む