写真
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AI時代も価値のあるスキル
僕が今、ほぼ全てのクライアントワークを手放し、会社にも勤めず好きな仕事だけで生きているのは、これまで蓄積してきたスキルのおかげである。
10代の頃から音楽に始まり、写真撮影、映像制作、ブログ、プログラミング、執筆、ヨガ、旅、人類学、ハイキング、ミニマリズム。年代によって好きなことは変わり、今もゆるやかにトランジションを続けているけど、明らかにフェーズが変わったのはやはりコロナ禍で、この時期の生活や思考、そしてスキルが今の生き方に繋がっている。これまでのスキルや活動を最終的に繋げたのは「ヨガ」であるとも思っていて、ヨガには本来”つなぐ、統合、融合する”という意味があり、その意味の通り、ヨガの実践により全てのことがまとめ上げられて、何かの形になった。そうして今も日々ヨガを続けながら、ヨガ的に生きながら、これまでの経験やスキルが相互作用し、コンテンツや作品が生まれている。
ミニマリズムもひとつのスキルである。ものを減らして、コストを削減し、最大化した可処分所得を株式に全投資する。技術的意味でのスキルとは別に、僕の自由な暮らしの根源には投資による配当収益が不可欠である。何も仕事をしなくても、最悪資産収入だけで最低限暮らせるようなサイドFIRE状態を達成したのは今年に入ってからで、その方法論は「エクストリームミニマリズムでFIREをデザインする」というふざけたタイトルの小論にまとめた。内容は本気。
僕の現在の投資手法はテクニカルやファンダを深追いしないという点で、スキルとは呼べない。つまり情報と種銭さえあれば誰でも実践できるものである。そういう意味で、自由な生活の実現は、上記したスキルとの掛け合わせによって、(スキル+スキル+α)xヨガ+投資という、単純な数式で表せる。(単位が異なるので正確には数式になり得ないことは許してほしい)
AI時代になり、あらゆるスキルがコモディティ化している。Vibe Coding、画像生成、文章、音楽、書き起こし、ライブシミューレータ。古い業界体質の写真や映像分野でも、AIを用いた変革はゆるやかに始まっており、写真技術は過去のものになりつつある。もちろん、何かをつくることに付随するリテラシーが、AIを使う上でも大事になるが、結局はAIクリエイティブが浸透することで、コンテンツ消費のありかたも変わっていく。イーロンマスクは数年以内に私たちの消費するコンテンツは、ほぼ全てAIが作ったものになる、と言っており、YouTubeやポッドキャストなどで平然と食えるような時代も、もうすぐに終わるのかもしれない。フォトグラファーという職業が終わりゆく時代に直面することを、それを始めた時は考えもしなかったように。
写真は終わり、YouTubeやTikTokも終わる。そのように言うととても悲観的でネガティブに響くかもしれないが、いつだって時代は変わってきたし、その速度は今やチップの進化速度と同様に加速度的なのだ。
ではAI時代でも価値が落ちないスキルはなんだろうか?
ここでは現在のAIと呼ばれるものがLLMを基本としたものであるとするなら、ひとつは身体性の欠如がヒントになる。僕たちには、この体があり、心臓の鼓動があり、今同じ時間を生きる共有感覚がある。
シリコンバレーのエンジェル投資家であるNaval Ravikantが本の中でこう書いている。
Fortunes require leverage. Business leverage comes from capital, people, and products with no marginal cost of replication (code&media). Code and media are permissionless leverage.
They’re the leverage behind the newly rich. You can create software and media that works for you while you sleep. If you can’t code, write books and blogs, record video and podcast.
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クラウドストレージ課金からの離脱、ミニマルな写真整理術
朝から走る予定だったが雨が降っていて、ヨガに切り替えた。フルプライマリーの練習を行い、コーヒーを作ってメールボックスを確認するとAdobeから月額料金の値上げメールが届いていた。
クラウドストレージの価格が年々上昇している。特に写真を扱うクリエイターにとって、クラウドの維持費は無視できないコストになっている。私自身、Adobe Lightroomの1TBプランを利用していたが、月額料金が1,078円から1,480円に値上げされることを知り、この機会にクラウドストレージへの依存を見直すことにした。
考えの背景には、クラウドサービスの価格変動に左右されず、自分で完全に管理できる方法を確立することで、一生クラウド課金に縛られない環境を作りたいという考えがあった。この計画を実行すれば、ミニマリストとしての理想的なデータ管理が可能になるはずだ。しかし、これは簡単な作業ではなく、膨大な写真の整理を伴うため、慎重に進める必要がある。クラウドに依存もしたくないし、外付けSSDも増やしたくない。しかし、写真を撮ることは止めたくないし、撮る枚数にもブレーキをかけたくない。そんな要望を全て叶える方法は、果たしてあるのだろうか。
クラウドストレージ解約のメリット
クラウドの便利さは言うまでもないが、以下のような問題点がある。
・料金の継続的な上昇
・企業の方針変更によるサービス終了や仕様変更のリスク
・オンライン環境に依存するため、データの即時アクセスに時間がかかることもある
・プライバシーやセキュリティの懸念クラウドストレージと写真の整理方法については過去に何度も考え、共有してきたが、改めてこの機会に、最適な写真管理の方法を模索し、自分に合った運用方法を確立することが重要だと考えている。1,2年経てば、プラットフォームもサービスも料金も、変わる。
状況整理
自分の状況を整理しておく。今回のアプローチの前提条件のようなもの。
ミニマリストとしてはできるだけサブスクを減らしたい。でも、写真はコンテンツ制作の一部であり、仕事でもある。それでいて娯楽でもある。完全に削るわけにはいかない。必要経費として割り切るべきか、それとも他のツールを模索するか。





