ウルトラライト

  • 14着のウルトラライト・ノームコア

    今年に入ってから、まだ1着も服を買っていない。

    2月も終わろうというのに、なんということだ。と、特段驚くことでもなく、年が明けてからのこの期間は、そもそも新たな洋服を必要としない季節だと思う。

    新しい服を欲しくなるのは、決まって季節の変わり目である。これから寒くなる秋口とか、これから暖かくなる春口とか。つまり、これから4月にかけてのタイミングは、消費者の需要と企業の供給がうまくフォーリンラブする季節で、新たな恋人と出会うより先に、まず散財という仕方で自身の身なりを整えるというのが、世の流れである。

    寒い時期に服がさほど必要ではないのは、いくつかの理由が考えられる。まず、ざっくりとアウターを着てしまえば、中のものは見えない。見えなければ自分も相手も、そこにあるものを意識しない。見えないということは、無くても困らないということで、格好いいアウターの中身が、デスメタルバンドの恐ろしいTシャツでも、裸であっても、その場その日をなんとなくやり過ごすことはできる。

    問題は、アウターを脱ぐシーンであり、そのような状況は1日の中に多い。移動中の車や電車の中、オフィスに着いてから、レストランに入ってから、ヘアサロンに入ってから、ネイルサロンに入ってから、鍼灸院に入ってから。車両やレストランでは、アウターを着たままでも、「ああ、寒いのね」と思われるくらいでやり過ごせる場合もあるが、ヘアサロンや鍼灸院ではそうはいかない。そんな場所でアウターを着たまま挑もうとするものなら、頭のおかしい人とみなされ、お引き取り願われる。

    インナーは無くても困らないと書いたが、実際は困るのだ。

    メンバーシップが必要です

    You must be a member to access this content.

    メンバーシップレベルを表示

    Already a member? ここでログイン
  • 三条の湯までの瞑想的歩行

    新著の出版が終わると、久々に長い距離を歩きたくなった。

    奥多摩駅からバスを乗り継ぎ、三条の湯へ向かった。

    久々のハイクログ。

    Base Weight 8kg
    Pack Weight 10.4kg

    僕にとっては重いほうで、過去最大の積載量かもしれない。その理由は、山を降りて家に帰らず、更にそのまま転々と3泊しようと思っているから。合計4泊5日の旅である。

    街に降りて継続的に作業できるように、いつもの撮影システムに加えて、ラップトップを積んでいる。これが重量を増やしている。だがよく考えてみれば、山行の前後に都市での滞在を組み込むバリエーションは結構ある。過去にも長野や屋久島で、そのような旅をしてきた。むしろ、One Bagで生きるということは、それだけでどこでも暮らせることだ。都市と自然をシームレスにつなぐことを、常に考えるということ。

    (さらに…)
  • 2025/07/16

    メンバーシップが必要です

    You must be a member to access this content.

    メンバーシップレベルを表示

    Already a member? ここでログイン
  • 本栖湖の湖畔でキャンプして竜ヶ岳を登る

    本栖湖の湖畔でキャンプして竜ヶ岳を登る

    9月の半ば、本栖湖に向かうべく、7時頃には家を出た。

    Base weight 3.63 kg, pack weight5.12 kg

    新宿駅に到着すると、あずさの回遊というのがあり、河口湖まで直通のものがある。そんなの知らなかった。魚みたいだ。急いでホームでスマホを操作し特急券を買う。3車両しかなく、奇跡的に一席だけ空いていた。駅のアナウンスでは「本日の指定席は満席」とのこと。隣に乗り込んできたのは、年配のハイカー。行き先はお互いに尋ねなかった。

    メンバーシップが必要です

    You must be a member to access this content.

    メンバーシップレベルを表示

    Already a member? ここでログイン