時間がない中で成果をあげる方法

最近は、最適化や効率化をあまり追わないようになった。むしろ、人生においては無駄なことが大事で、いかに何の収益も上げないことをできるかが、現在のベースラインになっている。

例えば散歩。ちょっと前に、歩くと仮想通貨を稼げるゲームがあったが、基本的に散歩はお金を生まない。だが僕は毎日歩いている。それも、歩くことで健康になるとか、体力をつけるとか、そういう目的や目標は持っていない。ただ、歩くこと自体が楽しくて、歩く時間そのものを生きるというか、そんな感覚で歩いている。

他にはギターの演奏。これも、ほぼ毎日行っているが、まったく収益を生まない。フェンダーの60年代のリイシューモデルのストラトキャスターを今年の5月頃に手に入れた。持っている道具はチューナーと、アンプと、シールドコードが一本だけ。かなり音量を上げないと歪まない、小さいけれど純粋で本物の真空管アンプ。これも70年代の再現モデル。今の東京の精神と時の部屋は、大音量まではさすがに吸収してくれず、小さな音で弾いている。だから歪まない。オーバードライブのエフェクターをなにか噛ませば、気持ちよく歪むのだろうが、未だに何も買わずに、アンプの生音だけで空気の振動と、ストラト特有のクリアな音色を楽しんでいる。弦だけは傷むので月に1回くらいの頻度で変えていて、最初はフェンダー純正の10-46が張られていて、これがすごく気持ちよかった。ちょっと昔の感覚を得たいと思って、2回目はアーニーボールのスーパースリンキーの09-42を張った。テンションが足りないので、ブリッジが下がり、感覚ががらりと変わった。ペラペラだけどチョーキングが容易になり、スティーヴ・ヴァイとか、イングヴェイ・マルムスティーンの速い曲を練習してみたりした。最近は、ダダリオの10-46を張って、ブリッジの浮き具合とテンションを最初の設定に戻した。カッティングがしっくりくる。弾く力も必要になるので、指が鍛えられ、弾いてる!という感じになる。スティーヴィー・レイ・ヴォーンは13-58という太さの弦を張っていたというから、これは強すぎる。半音下げのチューニングが多かったとしても、相当な力と日々の修行が必要だろう。やはりこのギターは、しっかりめに張って、フローティングで鳴らしたほうがいいと思った。あえて、弦高を下げたり、細い弦を張ったりして、弾きやすくしない。そのほうが、60年代の図太さが出るというのが、ここ最近思っていること。

ギターのことになると、つい語りすぎてしまう。これ自体が無駄な段落だ。

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