Substackの記事の一部をTokimaru Coreに移管しました。
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エクストリームミニマリストの買い物リスト
最近の朝食の風景 私の最近の買い物リストをご紹介します。
12月に入り、朝食をパンからオートミールに戻しました。それに伴い、オートミールで補える栄養素を考慮してサプリメントを調整し、減らしました。その結果、体調が良くなり、朝食の時間がより楽しみになっています。
以前から「スーパーでの買い物リスト」を作成していることをお話ししてきましたが、ここでは私の最新(2024年12月の記事)の買い物リストを公開します。
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買い物の困難性
ミニマリストにとって買い物はいつも難しい。55個の持ち物を分解してみると衣類が20着で、電子機器が10個で…とカテゴリごとに分けられて、例えばその衣類の中でさらに「靴」は2つということになると、何かを買い足すのか、それとも入れ替えるのか、あるいは何も買わずに更に減らすのか、といった選択が生じる。
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映像制作環境のミニマル化
2024年の初めから、撮影機材と制作環境に変更を加えてきた。昨年、LeicaSL-2Sを手放して、iPhone+コンデジという組み合わせで映像制作を行うようになり、仕事によってはその都度フルサイズミラーレスをレンタルするという方法をとってきた。
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引っ越しの技術
ルーフバルコニーのある部屋に置かれた”イナバ物置”で暮らしていた頃の著者T 完璧な部屋などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。
引っ越し貧乏という言葉がある。引っ越しをあまりに頻繁にするため、それにばかり予算が取られ、お金が貯まらない、資産が一向に蓄積されないこと。
東京でもう9回ほど引っ越しをしてきた。これまで住んできたおかしな部屋について時系列に語りたい気持ちを押さえながら、今回は引っ越し術について書いてみたい。
東京に住んで15年になるから、1.5年に一回の頻度で引っ越しをしていることになる。我ながら引っ越し過ぎではないかと思う。一年間に2回引っ越した年もあった。引っ越しバカである。
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6枚のカードで生きる
ミニマリストやミニマリズムという言葉を聞くと、日本では「節約」や「FIRE(経済的独立と早期退職)」と結びつけられがちです。多くの発信者が、ミニマリズムと節約や資産運用を組み合わせて発信しています。そのため、ミニマリズムは経済的な理由から実践されている、あるいはお金がないからミニマリズムに走るという印象が広まってしまい、時には「貧困」という言葉で批判されることもあります。
私がミニマリズムを実践するようになったのは、節約やFIREのためではありません。むしろミニマリズムを取り入れてからは、より大きな額のお金を動かすようになりました。それでも、あらゆることにミニマリズムの考え方を適用することで、結果的に「節約」ができ、無駄な出費が減っていくのも事実です。
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FIREとミニマリズム
今週読んだ一冊「シン・ファイヤー」から。稲垣えみ子さんと大原扁理さんの対談本です。タイトルからして、シン・ウルトラマンもじりか、キャッチーな印象を受けますが、内容はカジュアルながらも真面目です。ユーモアを感じる部分も多いけれどユーモアとして消化しきれないような、二人の掛け合いのシリアスさがあります。それはテーマとも繋がっていると思いました。
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脱成長、脱労働
少し前に読んだ、ジェイソンヒッケルの「資本主義の次に来る社会」から、脱成長について考えてみる。この本では、資本主義が民主的かつ合理性をもとに自然と出来上がったのではなく、一部の権力をもつ人々に意図的に作られたものであることを歴史の流れの中で示しつつ、現在の人類の喫緊課題である環境破壊を止めるためには、資本主義の次のシステムを模索しなければならないということが書かれている。社会は豊かになり、モノも金も十分溢れているのに、格差は広がり、貧困で困窮している人々がいるのは、一部の富裕層が世界の富を独占しているから。成長を目指さず、有り余る富を再分配することによって、食料は分配され、貧困は無くなり、労働は減り、そして現在の生活レベルも維持されるというもの。
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トランプの関税強化と日本経済への影響 – 不確実性の時代へ向けて
先日のトランプ大統領の関税強化発言により、国内外の市場が大きく揺れました。株価は急落し、為替は円高方向に大きく振れています。4日に公表されたJPモルガンのレポートでは「発表された政策が完全に実施されればマクロ経済への大きな衝撃になるとみられ、その場合は米経済、引いては世界経済が今年中に景気後退に陥る可能性が高い」と書かれています。
このような外的ショックは、単なる一時的なニュースではありません。市場の構造、日本企業の体力、家計の行動に波及し、結果的に日本全体の景気動向に深く影響します。この記事では、関税強化による株安・円高の背景を解説し、今後のシナリオを予測しつつ、訪れる不確実性の時代において個人やクリエイターがどのように振る舞えるのか考察します。(私はその道の専門家ではなく、ただのTokimaru Tanakaであることを一応記しておきます)
年初に脱稿したnote記事「エクストリームミニマリズムでFIREをデザインする」では、ミニマリズムを用いた資産設計の戦略について詳しく紹介しています。今回のような経済ショック時には、ミニマリズム的な思考がより有効になります。気になる方はぜひ併せて読んでみてください。
今朝のNY Timesの記事から読み解ける今後のシナリオとしては、世界経済のブロック化が進行するということです。
・米国 vs 世界の構図が強まる。関税強化は日本を含むほぼすべての国に向けて発動。
・各国が報復関税で応酬 → グローバルサプライチェーンが混乱
・物価上昇(インフレ再燃)と景気悪化(スタグフレーション)リスク
・投資家心理悪化 → 株安、円高傾向のトレンド継続
・米国大手IT企業への市場アクセス制限の可能性も欧州側から出始めている
なぜ株安・円高になるのか?その背景を読み解く
関税が強化されると、モノの流れが停滞し、貿易量が減少します。これはグローバルな経済連携を前提とした現代のサプライチェーンにとって致命的なダメージを与えます。
特に日本は自動車・機械・電子部品といった輸出型の産業に強く依存しており、関税が上がると日本企業の価格競争力が落ち、業績が悪化しやすくなります。その懸念から、海外投資家が日本株を売る→株価が下がる、という流れになります。
また、株式市場が荒れ、ボラティリティが高まると、リスク回避の動きが強まり、世界の投資家がより安全資産と見なされる円を買う傾向にあります。これがリスクオフの円高です。円が高くなると、ドル建ての収益が目減りするため、輸出企業にはさらに逆風となり、悪循環に拍車をかけます。
このような構造的背景が、短期間での株安・円高という振れ幅の大きな変動を生んでいます。
景気への影響:企業から家計へ広がる負の連鎖
市場の混乱は、投資家だけでなく私たちの日常生活にも影響します。輸出企業の業績悪化は、ボーナスカットや採用抑制、非正規雇用の削減などに直結しやすく、結果として家計の消費マインドが低下。さらに消費が冷え込むことで、国内需要も落ち込み、景気全体の悪化へとつながっていきます。
特に日本の場合、労働市場の柔軟性が高くないため、一度景気が冷え込むと企業も個人も回復に時間がかかるのが特徴です。
こうした流れのなかで、私たちはどのように備えるべきか。
景気に左右されにくい働き方とは?
今後、企業の広告予算や外注費が削られていく中で、安定しやすい仕事には一定の共通点があります。