• ソロプレナーに必要なスキル

    ソロプレナーという言葉はエンジニア文脈に寄るので、ここではもっと柔らかく、一人ビジネスくらいに捉え直す。

    僕はプログラミングスキルを持たないソロプレナーである。ウェブサイトを作っているのでHTMLとPHPとJavaの基本はわかる。Pythonも学習した。しかしそれらは仕事として使えるレベルでは到底ない。

    そう、自分にはスキルと呼べるスキルがない。履歴書に書けそうなのは

    ・普通運転免許
    ・RYT200(全米ヨガアライアンス)
    ・防火防災管理者研修終了

    くらいのもので、まずどの会社にも受かりそうにないことがわかる。いや、実際、下二つは書けないだろう。国家資格でもなんでもない。そうなると、僕がオフィシャルに持つ技能は「普通運転免許」だけということになる。これは自分でも笑える。よくこれまで会社員として雇ってもらえていたなと思う。有名大学でもなく、地方の普通の大学を一応卒業した。学士止まりで、修士号や博士号など持っていない。

    それでも今はなんとか毎月100万以上の収入を得ながら一人で生活できている。キャリアの大半は写真を撮ってきたので、強いて言えばキラースキルは写真ということになるのかもしれないが、最近は全然撮っていない。大学で写真を専攻していたわけでもないので、社会的に公式な専門とは呼べない。写真家は名乗れば誰でもなれるから。

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  • 会社をつくる意味と構造の話

    今週のJournalは、先日リリースしたデジタルガイド『ソロプレナーの会社設立』の冒頭部分を共有します。


    僕にとって会社とは、所属しないためにつくる組織である。

    会社や団体に入ると、守られる代わりに縛られる。会社をつくることは、守る構造を自分の手で所有すること。ミニマリズムと会社の所有は、矛盾しない。持たないことの本質は物の少なさではなく、他人の構造に依存しないことだから。

    このガイドは、拙著『ミニマリスト・ソロプレナー』の実践編であり、会社をつくる手順にフォーカスしたものである。ひとりで会社を設立し、維持・運用する方法について書く。ビジネスの方法論(何を売り、どう伸ばすか)にはさほど踏み込まない。多くの人が、自分のやりたいことや、今の仕事の延長線上で起業するため、事業内容は人によって異なるからだ。

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  • ソロプレナーの会社設立

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  • クリエイターのためのアフィリエイト入門:怪しさの正体と、許可のいらないレバレッジ

    はじめてアフィリエイトの報酬が発生した日のことを、今でもなんとなく覚えている。
    ブログを始めて間もない頃、A8.netという管理画面に「発生報酬」として数百円の数字が表示された。金額としては缶コーヒー数本分だ。でもその数百円は、会社の給料とはまったく違う手触りをしていた。誰かに雇われず、誰の許可も取らず、自分が書いた文章の中のひとつのリンクから、経済がほんの少しだけ動いた。その日は用もないのに、何度も管理画面を開いて眺めていたと思う。

    アフィリエイトという言葉には、いまだに怪しい響きがつきまとう。「楽して稼ぐ」「不労所得」といった広告の記憶や、中身のない比較サイト、押し付けがましい商品リンク。鬱陶しいもの、というイメージが先行している。

    確かにそれは一理ある。そのようなアフィリエイトも今でも実際に存在するし、そのような怪しさによって牽引されてきた時代がある。

    でも僕は、この仕組みの本質はまったく別のところにあると思っている。

    アフィリエイトとは、クリエイターが、好きなものを、好きなように紹介できる仕組みのことだ。ナヴァル・ラヴィカントの言う「許可のいらないレバレッジ(permissionless leverage)」のひとつでもある。企業と契約を結ばなくても、営業をしなくても、上司の承認もクライアントの発注も要らない。今日、自分の意思だけで始められる。

    そして読者やファンの側にも利点がある。信頼している人が実際に使っているものを、探し回らずにそのまま買える。ときには割引や特典もつく。紹介する側と、される側と、商品を作る側。三者がそれぞれ小さく得をする、よくできた循環なのだ。

    だからこの仕組みは、クライアントワークから脱却するための、静かな一手になり得る。自分の商品を持っていなくても、信頼と影響力さえ育てば、それが収益の柱のひとつになる。

    今週はそのアフィリエイトについて、入門として書いてみたい。仕組みと歴史、実際どれくらい稼げるのか、そして2026年2月に日本に上陸したばかりの、YouTubeの新しいアフィリエイトについて。概要欄にリンクを貼る時代が、たぶんそろそろ終わる、という話まで。

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  • 会社を作るということ

    40歳という自分にとっては大台に乗った感じの5月に、会社を設立した。

    近い友人からは「ついに法人化したんだね」と言われたけれど、自分の中ではそれほど劇的な転換点という感覚はなかった。むしろ、ずっと歩いてきた道の延長線上に、自然とそこがあった、という感じに近い。新卒で入社したブラックな広告代理店(今逆に、体育会系で新しいかもしれない)の営業を3ヶ月で辞め、カメラマンのアシスタントを経て独立し、食べていけずに一度会社員に戻り、30代でスタジオ運営やフリーランスを経験した。

    会社員→フリーランス→法人化、という流れを意識したわけではなく、物を減らして、一つひとつの選択を積み重ねていたら、気づけばそこに辿り着いていた。

    宮崎時代に、飲食ビジネスだけでなく、生き方や生き様のようなものを教えてくれた僕の師匠は、30歳にならないくらいで起業し事業をまわしていた。その姿を見て、僕も30までにはそうなりたいと無意識にも強く思っていた。10年遅れてしまったけれど、ようやくスタートラインに立てた思いだ。

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  • ソロプレナーの会社設立方法

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  • 会社を設立しました

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  • 月130万稼ぐ仕事のポートフォリオ

    quiet practice / 静かな実践と称して、毎週土曜日の朝7時にSubstackでレターを配信している。

    振り返ってみると、Substackでの最初の投稿は2021年で、そのタイトルは「Compatibility of food system and minimalism in Ultralight」。文章も全て英語で書いていた。

    この頃は、まとまった文章を書くために主にnoteを使用していて、メンバーシップを始めたくらいの時期だったと思う。noteで書いた記事を、英語で書き直して、ワールドワイドに展開できれば、世界に行けるんじゃないかと、半分本気で思っていた。

    そうして、KOHH(千葉雄喜)の「Paris」聴きながら、「ワールドワイド、ワールドワイド」と呟きながら、拙い英語で書いたわけである。今だったらGeminiで一発翻訳に頼っていただろう。

    そうして書いた英語の記事は世界に行くどころか、当然のことながらほぼ誰にも読まれなかった。noteの(おそらく日本の読者が)数十人登録してくれたものの、「こいつは何をやっているんだ」と思われていたことだろう。ワールドワイドどころか、サムライジャパン、日本にさえ進出することを失敗した落武者のごとく、またnoteに戻り、日本語の基礎からやり直す気持ちで、更新を続けた。

    当時から、noteはポツポツと売れていた。

    販売形式が複数備わっており、単体記事での販売、マガジン、そしてメンバーシップ。全てを試すように、試行錯誤する日々だった。

    単体記事とマガジンで、月平均4万円ほどを売り上げるようになったが、その可変域は大きかった。売れる単体記事が書ければ、それだけでぐっと伸びたし、逆に書けない月は収益は減った。

    月間売り上げが安定して10万円を超えるようになったのは、メンバーシップを始めてからだった。単体で販売するよりも、まとめて月間サブスクにしたほうが確実に売れる。しかしそのような状態になるためには、まず読まれる単体記事を書けなければならない。読まれる単体記事を書くことができれば、それは半自動的に「マガジン」か「メンバーシップ」に組み込まれる。そのようにして、結果的にサブスクが強くなる。

    これは良いフィードバックループを生んだ。

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  • クリエイターの居住地の選び方

    先週からフィリピンにいる。セブ島のモアルボアルという街から、セブシティ、そしてカオハガン島を巡ってきた。気温は27℃、時折りスコールのような雨が降っては止む、絵に描いたような南の島。花粉症がピタッと止んで、息がしやすい。やっほーみんな息してる?

    カオハガン島はセブ島から10キロの位置に浮かぶ、周囲2kmの小さな島。この島は90年代初頭に日本人が購入し、現在もオーナーが住んでいる。学校や宿を作り、島の自然を守りながら、元来の住民と共生している。もしこの方がオーナーになっていなければ、島は業者の手に渡り、もっと開発が進められ、住民は当然のように追い出されていた可能性もあっただろう。

    少ないもので、しかし豊かに、ゆとりを持って暮らしている人々からは学ぶことが多い。資本を拡大するにつれて、同時に欲望も膨れ上がる。いつまでたっても満たされることはない。消費と欲望にドライブされる資本主義からは、誰もが逃れられない世界になっている。それが環境に及ぼす影響は大きく、自然は破壊され、ますます地球の状態は悪化している。

    色々と考えさせられる旅の道中です。

    さて、本日の本題。

    「会社員を辞めると、住む場所に縛られなくなので、南の島や田舎、海外にも移住できる。」

    「サイドFIREしたなら、どこでも住めるからいいね。東京から地方に移住しないの?」

    などと、よく言われる。

    これは確かにそうなのだが、僕は逆だと思っていて、行くべき会社がないからこそ、住む場所の重要度が上がる、と考えている。だから、「どこでも好きなところに住める」というのは、ちょっと違う。

    考えてみて欲しい。会社に勤めていると、通勤が発生する。リモートワークの人でも週に1日でも出社する人は、家が職場から近い方が楽である。通勤すべき会社があるということは、自分の活動拠点が2拠点になるということだ。自宅と会社。会社の近くは熟知していて、美味しいランチやコーヒーの店を知っていて、街も人も少し馴染みがある、と感じている人は多いだろう。

    自宅周辺はなおさら馴染みの場所が多くなるし、住んでいる期間が長くなれば、それによる安心感も出てくる。1日8時間労働をしていると、自宅ではほとんど寝るだけになるかもしれないが、それでも毎日帰ってきて、土日は出かけたりするので、自分のフィールド(庭)的感覚が強まる。

    これが、ソロプレナーになり独立したり、経済的自立ができて退職したなら、自宅近辺が唯一のフィールドになる。それは1拠点。もし、その唯一の自分のフィールドが、好きなお店がなく、病院や役所などの社会インフラが乏しく、災害に弱く、雰囲気が悪かったらどうだろうか。独立して自宅を仕事場にする場合は、通勤がなくなるため、自宅の周辺で運動したりジムに通ったり食事をしたりすることになる。つまり、1日の大半を自宅周辺で過ごすことになるので、住む場所の重要度が上がるのだ。

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  • 2026-02-09

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