-
など業を極める
今年新たにしたTwitterのプロフィール欄は、「文筆業、ミニマリストなど。」としている。
たぶん、きちんと仕事を説明するなら、もう少し別の書き方もある。作家、映像制作者、YouTuber、コンテンツクリエイター、代表取締役、ソロプレナー、ミニマリスト、フォトグラファー。並べようと思えばいくらでも並べられるし、逆にもっと削ろうと思えば、文筆業だけでもいいのかもしれない。
だが、どうもしっくりこない。
自分のしていることをひとつの肩書きに閉じ込めようとすると、何か大事なものがこぼれ落ちる感じがある。文章を書いているのは確かだが、文章だけを書いているわけではない。映像を作っているのも確かだが、映像作家という言葉も少し違う。ミニマリストとして見られることも多いが、ミニマリストという肩書きだけで生活をしているわけでもない。
むしろ、自分の仕事の本体は、そのどれにも完全には収まらない余白にある。
だから「など」と書いている。
この感覚は、みうらじゅんさんの「など業」という考え方から影響を受けている。みうらじゅんさんは、漫画家でもあり、イラストレーターでもあり、エッセイストでもあり、仏像を語る人でもあり、音楽をやる人でもあり、何かよくわからないものに名前をつける人でもある。ひとつの肩書きに収まらない。というより、収まらないことそのものが仕事になっている。
それは単なる多才さではないと思う。
一見すると、あれもこれもやっている人に見える。だけど、よく見ると、すべてにひとつの視点が通っている。世の中の隅にあるものを見つける。まだ価値がついていないものに、自分なりの名前をつける。誰も本気で見ていなかったものを、本気で見る。その態度が、漫画にも、文章にも、仏像にも、ゆるキャラにも、マイブームにもつながっている。
-
サブスタック完全入門
なぜ、今サブスタックなのか
スクロールを止められない。『カメラを止めるな』、ならぬ、スクロールを止めるなという長回し一発撮りのホラー映画のごとく、気づけば30分、1時間が過ぎている。まるで誰もがゾンビのようである。
InstagramやX、TikTok—これらのプラットフォームは、あなたの時間と注意を最大限に奪うよう設計されている。アルゴリズムが優先するのは、「有益なコンテンツ」ではなく「人の目を引くコンテンツ」だ。炎上、過激な意見、感情を揺さぶる映像。それらがタイムラインを埋め尽くす。
なぜそうなるかは単純だ。広告収益モデルに依存しているプラットフォームにとって、ユーザーの滞在時間こそが命だからである。クリエイターも同じ構造に引っ張られる。バズれば収益になる。ここでは両者の利益が一致している。だから、深く考えさせる記事よりも、反射的に反応させる投稿が増える。ノイズは増殖する。
これは他人の人生を生きることに等しい。
あなたがスクロールしている時間は、誰かが「見てほしい」と設計したコンテンツに費やされている。あなた自身の思考や関心ではなく、アルゴリズムがあなたに見せたい、と判断したものを消費しているのだ。
サブスタックは、その構造から根本的に切り離されている。
サブスタックの収益モデルは広告ではなく、読者からの購読料だ。クリエイターが収益を得るのは、読者が「この人の文章にお金を払いたい」と思ったときだけ。つまり、バズらなくていい。炎上する必要もない。ただ、深く、誠実に書けばいい。
そしてもう一つ、決定的な違いがある。サブスタックの記事は、読者のメールボックスに届く。タイムラインではなく、受信トレイに入る。これは意味が大きい。読者が自分の意志で購読し、自分のタイミングで読む。アルゴリズムに「見せられる」のではなく、自発的に「選んで読む」という行為が復活する。
これが静かな実践の場としてのサブスタックの本質だと思っている。
サブスタックの基本:noteの上位互換として理解する
日本でよく使われているnoteは、すでに広く周知されるようになった。テキストや画像を投稿し、有料記事を設定できるプラットフォームだ。サブスタックは、そのnoteの上位互換と考えるとわかりやすい。
-

新たなスタジオに入れた道具
Coreの限定コンテンツである「The Gear Philosophy – 道具の哲学」では、単なるスペックだけでなく、選び抜くまでの思考と美学を共有している。
一般公開しているこちらの持ち物リスト一覧は、基本的にバックパックの中にいつも入れている常備品であり、1Bagスタイルの提示であり、実は家に置いているほとんどのホーム用品は掲載していない。
今回は、引越しにつき、ホーム用品を複数アップデートしたので、ここで全て共有したい。
現在の持ち物の数は、58個。
家具家電含めた部屋にある全てのものを合計すると77個となった。
バックパックの中身はほとんど変わっていない。増えたのは、ホーム用品であるが、追加ではなく、交換(リプレイス)したものがほとんどであるため、モノの総数自体はさほど増えていない。
