Apple Notes でミニ生産性のシステムを作る

書くことの母艦をEmacsに移行してから、快適だ。長文のアウトライニングや執筆はもちろんのこと、日々のタスク出しや、取材まとめ、情報収集とメモ、フリーライティング、読書ノート、そのようなあらゆることをWorkflowyで行っていた時とかなり近い感覚でこなせるようになった。最後の課題だった、検索性を持たせることはripgrepの導入により、安易かつ爆速に実現できた。ソフトウェアに依存しないシンプルなテキストファイルの優位性を実感している。PC以前のワープロ時代に戻ったような感覚がある。だがそれがとても心地いい。

UlyssesとCursorもあえて封印して、Emacsオンリーのオペレーションを試みている。しかし現在のシステムだと一つだけできないことがある。それはデバイス間、特にモバイルでのシンクである。Emacsでメインに扱うorgファイルを快適に扱えるiOSソフトがない。あるにはあるが、PCでの操作に比べると圧倒的に心許ない。有料のアプリにいくつか課金して試したが、どれもダメで、諦めて、Apple Notesを使うことにした。これがとてもうまくいっているので、今回はApple Notesを用いてミニEmacs、プチWorkflowyと言えるような生産性のシステムをご紹介する。iPhoneだけでも十分に機能して、純正で無料で使えるのも魅力だ。

メンバーシップが必要です

You must be a member to access this content.

メンバーシップレベルを表示

Already a member? ここでログイン